航空機分野から自動車、鉄道、産業機械に至るまで幅広く使用されるベアリング製品を取り扱っております。
外輪、内輪、ボール、リテーナー(ボール保持器)、シールド(フタ)、スナップリング(バネ)により構成される機械加工部品であり、外径30mm以下の小型サイズの製品をミニチュア・小径ボールベアリングと称します。高精度が要求される回転機器などの軸を安定的に回転させるために、軸を受ける部分に使用される精密部品です。
外径22mm以下のサイズを中心に詳細仕様まで含めると8500種類以上の型式を生産しています。一般のタイプの他、シャフト一体型ベアリングなどの特殊ベアリングに加えて、HDD用スピンドルモーター向けに需要が増大している流体軸受も生産しており、精密小型モーターを中心とする小型ベアリング市場からの様々な要求にも対応できる万全な体制が整っています。
ボールベアリングは基本的に外輪、内輪、ボール、リテイナー、シールド、スナップリングで構成されていますが、ミネベアミツミはこれらすべてを内製し、さらに品質の重要な要素となる潤滑油を自社開発する事により、安定した品質、供給力、納期スピード、製造コストの点で大きな供給力を有しています。
ボールベアリングの精度の決め手となる要素は「ボールが転がる外輪と内輪の溝の真円度(=理論上の真円との誤差)」「ボールの真球度(=理論上の真球との誤差)」「構成部品の材料の品質」などであり、これらの要素すべてを徹底的に高めることにより精度の向上が可能となります。ミネベアミツミは50年以上にわたり蓄積されたノウハウが活かされた自社製の工作機械やメンテナンス技術、効率的な生産ラインの配置をベースに、すべての構成部品をグループ内で生産しており、絶えず高精度を追求しています。
全体の生産量の約99%をタイ、中国、シンガポール、米国に展開する海外工場で生産していますが、日本のマザー工場を含めた全てのベアリング工場では、構成部品の機械加工から組立に至る一貫生産システムが確立されています。さらに、日本のマザー工場である軽井沢工場で開発・改良される生産技術や製造ラインは海外の量産工場に随時導入されており、世界中のどの工場でも同じレベルの高品質製品の大量生産が可能となっています。
日本のマザー工場、タイ、シンガポールに化学分析や清浄度などの各種解析や試験を行うR&Dセンターを有しています。また、米国には自動車向け製品を中心とした品質評価や試験を行うテクニカルセンターを有しており、お客様からの高い信頼につながっています。
ZZはNMB呼び型式記号においてはスナップリングで固定する構造で、JIS呼び型式においては鋼板シールドを直接外輪に固定する構造です。HH、KKは、NMB呼び型式においては鋼板シールドを直接外輪に固定する構造です。
SSは非接触タイプで回転トルクはZZと変わりません。DDは内輪と接触している密閉度の高いゴムシールですがトルクは大きくなります。
生産国による生産方法の違いや性能、品質の差は有りません。
人体で例えた場合、関節の動きをする部品で、航空機の翼の可動部、エンジンと翼の結合部、ハッチ(ドア)の開閉部などに使用されます。また、ヘリコプター、列車、自動車、発電所、建設機械、船舶、遊具、宇宙関連などにも数多く使用されています。
航空機関連の各種認定取得済製品については、ミネベアミツミエアロスペースのWebsite(英語版のみ)をご参照ください。
航空機に使用する場合、温度変化や気圧などの厳しい環境変化に対応できる高度な耐久性や安全性が要求されるため、納品する航空宇宙メーカーの厳しい認定取得が必要となりますが、ミネベアミツミはMIL規格や航空機の3大市場である日・米・欧の主要航空機メーカー全ての認定を取得しています。
航空機の3大市場であるアジア(日本・タイ)、北米、欧州の3大市場に製造・研究開発拠点を有しており、お客様の要求に対する迅速かつ効果的な対応可能な体制が整っています。
対応するものは有ります。
スフェリカルベアリングとそれをロッド付きのボディーに組み込んだ3ピースのロッドエンド、ボール入りやローラー入りのロッドエンドなどが有ります。
ミネベアミツミでは生産していませんが、エムティアール製で対応しています。
ドイツとチェコに生産拠点を持ち、2009年よりミネベアミツミグループの一員となった会社の製品です。
航空宇宙産業、医療機器、半導体製造装置及び小作機械等向けセラミックベアリング及びハイブリッドベアリングお取り揃えています。
ドイツの自社工場で生産しています。
有りますが、剛性の高い厚型タイプを得意としています。
国内にいる営業技術が対応させて頂きます。
ドイツに生産拠点を持ち、2013年よりミネベアミツミグループの一員となった会社の製品です。
技術の粋を集めた加工技術と機能にフィットした設計で、改善点に対する提案をベアリング側から提供します。
高荷重・高精度の工作機械から高温(800℃)・高速回転・真空環境のX線発生装置まで。高速回転、耐熱仕様、高剛性など多様、仕様に対応できるベアリングの対応が可能です。
セラミック材料を用いた先進的なセラミックベアリングや高性能鋼材を用いたハイブリッドベアリングを生産しています。
2ピースから4ピースまでの球面軸受をラインアップにもつ専門メーカーの製品です。
MTRロッドエンドとは、ボールとハウジングを球面接触させた構造にて、大きな引張り破断許容荷重とボール抜け許容荷重を有しており、また傾き許容角度もボールベアリングより遥に大きい自動彫心形球面滑り軸受けです。
ファクトリーオートメーション、建設機械、食品機械、半導体製造装置、繊維機械などあらゆる産業機器に使われています。
2ピースタイプの給油タイプ、無給油タイプのロッドエンド、スフェリカルベアリングが有ります。
大阪府に有ります。